【書評:No8】「12歳になってから読む」では遅かった。今の子育ての”常識”を見直した話

トミーです!

図書館に子どもを連れてきた時、ふと目に留まった「12歳から始める本当に頭のいい子の育て方」という本。「12歳からって書いてあるし、5歳のうちの子にはまだ早いかな・・・」正直、最初はそう思っていました。でも、読んでみて気づいたんです。

変わらないといけないのは、子どもじゃなくて、わたし自身の考え方でした。

書籍情報詳細(クリックで展開します)
書名12歳から始める 本当に頭のいい子の育てかた
著者孫 辰洋(そん たつひろ)
監修中山 芳一
出版社ダイヤモンド社
発売日2025年11月19日
定価1,760円(税込)
ページ数226ページ
対象読者小学生〜中学生の子を持つ親御さん

こんな方に特におすすめです。

  • 小学校低〜高学年の子を持つ親御さん
  • 「このままでいいのかな」と漠然と不安を感じている方
  • つい「○○しなさい」と言いすぎていると感じている方
  • 大学や中学受験をするか迷っている方
  • 子どもとの関わり方を変えたいと思っている方

「12歳から」どころじゃなかった。今すぐ変えるべき親の常識

本書の第1章に書かれているのは、「8つの令和の子育て新常識」。読み進めるたびに「え、そうなの!?」「これってわたしのことだ…」と何度もハッとさせられました。

たとえばこんな内容があります。

  • 偏差値の高い中高一貫校に入れても安心できない理由
  • 不登校の経験が、むしろ将来の強みになること
  • 大学入試の約半数が、すでに推薦・総合型選抜になっていること
  • 「間違いのない子育て」こそが、子どもの個性を奪っているという事実

不登校というとネガティブなイメージをもってしまい、不利になってしまうのでは?と完全に”弱み”と思っていました。しかし、それを克服した経験が高く評価され、関西学院大学に総合選抜入試で合格した物語を読んで、弱みはむしろ強みとなる事、表面上の”点数”ではなく、”人”を見る時代になってきている事に驚きました。

他にも、間違いない子育てを意識しすぎて、ほとんどの家庭の子の年表が「水泳(4年)」「ピアノ(3年)」「英検2級合格」といった理想的なものになっていて、似たような経験しか積めていないという指摘には、考えさせられました。


「非認知能力」ってなに?を、難しい言葉なしで解説

この本のキーワードは「非認知能力」。聞いたことはあるけど、ふわっとしていた方も多いのではないでしょうか?

ざっくり言うと、「テストの点数には表れない、でも本当は大切な力」のことです。具体的には、こんな力が該当します。

  • 粘り強くやり抜く力
  • 失敗してもへこたれない力(逆境マインド)
  • 好きなことに夢中になれる力
  • 仲間と協力して物事を進める力
  • 自分で課題を見つけて動く力

本書では、こうした力が「認知能力(テストで測れる学力)の土台になる」と解説されています。点数を上げようとする前に、この土台を育てることが大切なんですね。


特に刺さった!「10の力」の中から3つを紹介

第3章では「本当に頭のいい子を育てる10の力」が紹介されています。全部は書ききれないので、私が特に「今すぐ意識したい!」と思ったものを3つ選びました。

POINT 01

「問題児マインド」― 違和感を恐れず、想像的に反抗する力

周囲に流されず、自分なりの視点を持ち、違和感を恐れずあえて異論を唱えられる人は大学に限らず、社会でも強く評価されます。違和感や問いを受け止め、抗う行動を肯定してあげる事で、抜きに出た存在になれるかもしれません。

私は中学時代に所属したバスケ部で問題を起こした生徒がおり、連帯責任という名目で全員坊主にしろと監督に言われたことがありました。あの全力でカッコつけたい中二病な年頃に坊主!?という事で納得できず、なぜ坊主にするのかと尋ねました。すると、「反省を示すため」とのことだったので、「坊主という見た目ではなく、清掃活動など行動で示すべきではないか」と反抗したことを思い出しました。この違和感をしっかり伝え、坊主にせずに済んだことは成功体験として自信に繋がりました。

POINT 02

「逆境マインド」― 挫折を糧にして跳ね返る力

テストで失敗したとき、習い事をやめたくなったとき。その「失敗の経験」こそが非認知能力を育てるチャンスだと本書は教えてくれます。親が先回りして失敗を回避させるのは、実はもったいないことかもしれません。

うちの子の場合、出来ない事があるとすぐ諦めてしまうタイプの様で、先日もお菓子の袋の開け方が分からず、開けて!と言ってきました。私は深く考えず、すぐに開けてあげました。しかし、こういった場面ですぐに手助けせず、「どうやったら開けられそうかな?」といった声掛けで、上手くいかない現状に対して、自分で解決策を考えたり、失敗してもチャレンジする力を育てる事ができるのでは?と思えました。

POINT 03

「狂信者マインド」― 好きなことをとことん追求する力

「ゲームばかり…」「マンガしか読まない…」と悩んでいるパパ・ママへ。じつはその「熱中」こそが、将来の最大の武器になる。好きなことを頭ごなしに否定せず、「何が好きなの?」と聞いてみることから始めるといいかもしれません。

息子(5歳)はスマッシュブラザーズという格闘ゲームにはまっており、口を開けばゲームの話ばかりします。心配になり、ゲームを否定する様な言葉かけばかりしていました。でも自分も昔は夜通しゲームをやったことを思い出し、何が好きなの?と聞いてみました。すると、「できるだけ自分が攻撃をもらわずに相手に攻撃を当てるかが面白い!」と言っていました。好きな事の中身に一歩踏み込むと、子どもの興味について知れる事がたくさんあると気づき、「じゃ時間を決めて、上達する方法を一緒に探してみようか!」といったポジティブな言葉かけをしています。

本書では10個のマインドそれぞれについて、そのマインドを持つ人、持たない人の特徴や声掛けの仕方。そのマインドを持った生徒の実際の志望動機と合格した大学名までも具体的に書かれており、非常に参考になります。


まとめ:「うちの子はまだ小さいから」って思ってるなら、今すぐ読んでほしい

「12歳から」というタイトルを見て、「うちの子にはまだ早い」と思ったあなた。私もそうでした。でも読み終えて思うのは、今の日常の積み重ねが12歳のその子をつくるということ。

本書では「12歳から18歳の経験が将来に直結する」と繰り返し語られます。その土台は、もっと小さい頃から始まっています。今の声かけ、今の関わり方が、全部つながっているんですよね。

この本を読んで一番変わったのは、子どもへの「見方」でした。数値化できる認知能力よりも、今日どんなことに夢中になっていたか。どんな失敗をして、どう立ち直ったか。そっちに目を向けられるようになった気がします。

難しい本かと思ったら、すごく読みやすく、すぐ実践できる声掛け方法も書かれています!図解や事例も多くて、あっという間に読み終えました。子育てに少しでもモヤモヤを感じているなら、ぜひ手に取ってみてほしい一冊です!

最後に。既に12歳を過ぎて、受験生や社会人になっているお子さんがいる親御さん。
うちの子はもう駄目かな。。などと思う必要はありません。子どもに限らず、大人である私たちも含め、人はいつからでも変われます。その変わろうとする気持ちがある自分を称賛してあげてください。

これからも子育てを頑張るパパさん、ママさんに少しでも参考になるような情報を発信していきます。是非、今しかない子育てを一緒に楽しみましょう!
今回はここまで。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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